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少し昔の話をしよう。

あれは私が中学生の頃だったと思う。
私には小学校の時からの友達で、部活動も同じだった同級生がいたんだ。

そいつは口調が少し野蛮だったりしたんだけど、思いやりのあるいいやつだった。
でも、ときどきス○夫みたいに自慢するときがあるやつだった。

ス○夫みたいに嫌味とかを言うわけではなかったから、
嫌味要素のない知識自慢みたいなものかな。
「自慢」って言うほどのものじゃないかもしれない。

もっと言うと、嫌味のない自慢をするやつなんて、ス○夫っぽさがもはやないかもしれないけど、それでも何となく私の脳裏にス○夫が浮かんできたから、今更訂正したりはしないでいこうと思う。


ある日、そいつとのいつものたわいもない会話中に、そいつは言ったんだ。

「どんなに力のない人でも同じ威力で使える弓矢って知ってる?」

いつものが来たんだな、と思った。
どんなに力のない人でも? すぐには分からなかった。
私はしばらく色々考えてみたが、やはり分からない。
力のない人でも使えるかはよく分からないが、特殊な弓矢のようなものとして、私は1つだけ思いついた。

確か、度々ジっちゃんに名をかけていた疫病神が行く先々で殺人事件を引き起こしている漫画で、その武器が凶器として出てきていたんだ。

「ボーガン?」

それでも私は自信なく小さく口にした。
そいつは驚いたように、正解、よく知ってたね、と言った。

何か腑に落ちなかった。
どんなに力のない人でも、ボーガンは使えるのか?

瞬間、私はそいつを軽く打ち負かしてやろう、という思いに駆られた。
そいつは一体どんな反応を示すのか、見てみたくなったのだ。

私はその感情の勢いに任せてそいつに問いかけた。
その言葉は言いたいことを熱で回らなくなった頭で表現しようとしどろもどろだった。
そう、確かこんな感じだ。


「じゃあさ、じゃあさ、そのボーガン使う人がさ、もしさ、もしだよ。
もしもその・・・力がなさ過ぎて、ボーガンを出す・・・ボタン?
ボタンというかまぁそういうものを押す、その力さえなかったら?」


そいつはしばらくきょとんとした後、黙って少し考え、
そしてあきらめたように私を軽くどついた。

「おまえなぁ」

その表情は、「その発想はなかった」と言わんばかりだった。

そいつの反応に、私は思った。

勝った、と――




別に何というわけでもないんですけどね。
昔の妙に印象的な記憶を少し脚色してみただけです。

別にその友人に対して何かあるわけでも何でもありません。今も友人です。

別に上の説明によって益々怪しくしたわけでもなく、本当に何でもありません。
別にますますフラグ立てようとかそういうわけではなく、本当に何でもありません。
別にもう(ry
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